〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2026年7月1日
最終更新日:2026年7月1日
こんにちは(^^♪
明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

お子さんの定期検診の際、保護者の方から
・「おしゃぶりは使わない方がいいですか?」
・「指しゃぶりがなかなかやめられません…」
・「歯並びに悪影響がありますか?」
といったご相談をよくいただきます。

「指しゃぶり=悪いこと」と思われがちですが、実は赤ちゃんの発達において大切な役割もあります。
大切なのは、“いつまで続くか”です。
適切な時期に卒業できれば、必要以上に心配する必要はありません。
一方で、長期間続くと歯並びやお口の機能に影響が出ることもあります。
今回は、歯科医師の立場から
★指しゃぶり・おしゃぶりはいつまで大丈夫?
★歯並びへの影響
★おすすめのおしゃぶり
★やめさせ方のポイント
について分かりやすく解説します。
指しゃぶりはいつから始まる?

指しゃぶりは、生後1〜2か月頃から見られるようになります。
また、生後3〜4か月頃になると、おもちゃや手を口に入れる行動も増えてきます。
これは単なる癖ではなく、
・手や口の感覚を学ぶ
・授乳の練習
・気持ちを落ち着かせる
・眠気や空腹への安心行動
など、赤ちゃんの成長に必要な発達の一つです。
さらに、離乳食初期の指しゃぶりには、
・口唇感覚の発達
・舌や口の協調運動
・「乳児嚥下」から「成人嚥下」への移行
を促す役割もあります。
そのため、離乳食が軌道に乗る生後6か月頃までは、無理にやめさせる必要はありません。
むしろ、この時期は自然な発達として見守ることが大切です。
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✅赤ちゃんの手づかみ食べは必要?口の発達との関係と進め方
指しゃぶりはいつまでにやめるべき?
問題になるのは、“長期間続く場合”です。

特に、
・指だこができる
・寝ている間もずっと吸っている
・強い力で吸っている
といった場合は、歯並びやお口の機能に影響が出やすくなります。
一般的には、1歳半〜2歳頃までを目安に徐々に卒業できるのが理想です。
それ以降も習慣化している場合は、早めに対策を始めることをおすすめします。
また、どうしても指しゃぶりがやめられない場合は、おしゃぶりを活用する方法もあります。
指と違い、おしゃぶりは保護者が管理しやすく、「与えない」という選択ができるため、コントロールしやすいメリットがあります。
指しゃぶり・おしゃぶりが歯並びに与える影響
長期間続くことで、以下のような影響が出ることがあります。
歯並びへの影響

・出っ歯(上顎前突)
・開咬(前歯が噛み合わない)
・狭窄歯列(歯列が狭くなる)
お口の機能への影響
・乳児嚥下の癖が残る
・舌の位置が低くなる(低位舌)
・口呼吸
・発音・滑舌への影響
特に、2歳以降も長時間続く場合は注意が必要です。
実際の診療でも、長期間の指しゃぶりが原因と考えられる開咬や口呼吸のお子さんを診ることがあります。
早めに知っておくことで、歯並びや発育への影響を最小限にできるケースも少なくありません。
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✅子どものうちに直しておくべき悪い癖
おすすめのおしゃぶりは?
おしゃぶりを選ぶ際に大切なのは、
「前歯が噛み合わなくなる“開咬”を起こしにくい形」を選ぶことです。
特に、“根本部分が薄いもの”がおすすめです。
その上で、目的によって選び分けると良いでしょう。
「デンティスター」がおすすめなケース

こんなお子さんにおすすめ
・お口の中のスペースをしっかり確保したい
・舌の正しい位置を意識したい
特徴
・スプーン状で上顎にフィット
・舌を上げるスペースを確保
・低位舌の予防
・根本が薄く、開咬・出っ歯予防に配慮
「MAM」がおすすめなケース

こんなお子さんにおすすめ
・おしゃぶりを嫌がる
・舌の上下運動を促したい
特徴
・根本がかなり薄く柔らかい
・開咬予防に配慮
・舌で押しつぶす運動を促す形状
ただし、眠っている間に長時間くわえ続けると、舌が下がりやすくなる場合があります。
そのため、眠りについた後は外してあげるのがおすすめです。
指しゃぶりのやめさせ方は?
「どうやってやめさせればいいですか?」という質問も非常に多いです。
大切なのは、無理やりやめさせようとしすぎないことです。
・苦い薬を塗る
・強く叱る
・無理に我慢させる
よりも、
・安心感を増やす
・手遊びを増やす
・褒める機会を作る
・本人が“やめたい”と思える環境を作る
ことが効果的とされています。
絵本「ゆびたこ」などを活用するのもおすすめです。
まとめ|早めに知ることで歯並びの予防につながります
指しゃぶりやおしゃぶりは、適切な時期であれば、赤ちゃんの発達にとって大切な役割があります。
しかし、長期間続くと、
・歯並び
・口呼吸
・舌の使い方
・発音
などに影響することがあります。
だからこそ、
「悪くなってから相談する」のではなく、
“予防の段階から知っておくこと”がとても大切です。

あかね歯科クリニックでは、小さなお子さんから幅広い年代の方が定期検診に通われています。
妊娠中、授乳期、離乳食期など、早い時期からお口の発達を意識することで、将来の歯並びや健康につながることもあります。
お子さんのお口のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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