〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック 歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2026年10月1日
最終更新日:2026年10月1日
こんにちは(^^♪
明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

「子どもの歯並びが少しガタガタしてきた」
「いつも口がポカンと開いている」
「口呼吸をしていることが多い」
「食事中の姿勢が気になる」
お子さんに、このような様子はありませんか?
子どもの歯並びというと、どうしても「遺伝だから仕方がない」と思われがちです。
もちろん遺伝的な要素もあります。しかし、歯並びやかみ合わせには、舌の位置、口呼吸、唇や頬の筋肉の使い方、噛み方、飲み込み方、姿勢など、毎日の「お口の使い方」も関係しています。

今回は、なぜ口呼吸や舌、姿勢が子どもの歯並びと関係するのかを、できるだけ分かりやすくお話します。
子どもの歯並びは「歯」だけで決まるわけではありません
きれいな歯並びには、歯が並ぶ土台となるあごの成長も大切です。
さらに、お子さんは毎日、
・鼻で呼吸する
・舌を動かす
・食べ物を噛む
・飲み込む
・唇を閉じる
といった動作を何度も繰り返しています。
こうしたお口の使い方も、歯並びやかみ合わせを考えるうえで大切なポイントです。
そのため、永久歯が生えそろってから歯並びだけを見るのではなく、乳幼児期から「お口を正しく使えているか」を確認してあげることが大切だと考えています。
なぜ「6歳前後」が大切なの?
6歳を過ぎたら手遅れ、という意味ではありません。
ただ、乳幼児期から学童期にかけては、身体だけでなく、顔やあご、お口の機能も大きく発達していく時期です。
また、6歳前後になると乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、「6歳臼歯」と呼ばれる永久歯も生えてきます。
つまりこの時期は、乳歯中心のお口から、永久歯が並ぶお口へ変わっていく大切なタイミングです。

だからこそ、歯並びが悪くなってから考えるのではなく、その前から呼吸・舌・噛む・飲み込むといったお口の機能にも目を向けることが大切です。
「口呼吸」と「お口ポカン」はありませんか?
ぜひ一度、お子さんがテレビを見ているときや遊んでいるときのお口を見てみてください。
口は自然に閉じていますか?
それとも、いつも少し開いていませんか?
本来、安静時は鼻呼吸が基本です。
しかし、口呼吸が続くと、口を開けている時間が長くなり、舌の位置や唇・頬の筋肉の使い方にも影響することがあります。
歯は、内側の舌と、外側の唇や頬の間に並んでいます。

そのため、
舌が普段どこにあるのか
唇を自然に閉じられているのか
ということも、歯並びやかみ合わせを考えるうえで大切です。
こんな様子があれば一度チェックしてみましょう
・いつも口がポカンと開いている
・口呼吸をしている
・寝ているときに口が開いている
・唇を閉じるのが苦手
・舌が前に出る
・飲み込むときに口の周りに力が入る
・食べるのが早く、あまり噛んでいない
・食事中の姿勢が崩れやすい
・永久歯が生えてきて歯並びが気になってきた
いくつか当てはまったからといって、必ず問題があるわけではありません。
ただ、お口の機能を一度確認するきっかけにはなります。
口呼吸は「癖」だけが原因ではありません
口呼吸をしているからといって、単純に「口を閉じなさい」と言えばよいわけではありません。
鼻炎やアレルギー、扁桃肥大、アデノイド肥大などによって、鼻で呼吸しにくくなっている場合もあります。
そのような場合は、必要に応じて耳鼻咽喉科など他科での診察が必要になることもあります。
長期間の口呼吸は、顔貌やあごの成長との関連も指摘されています。
ただし、顔つきだけを見て原因を判断することはできません。
気になる場合は、歯並びだけではなく、鼻の通りや呼吸の状態も含めて確認することが大切です。
歯並びは「見た目」だけの問題ではありません
歯並びというと、見た目を気にされる方が多いと思います。
しかし、大切なのは見た目だけではなく、きちんと噛めるか、磨けるか、機能しているかということです。
かみ合わせの状態によっては、
・前歯で食べ物を噛み切りにくい
・特定の歯に負担がかかる
・歯磨きがしにくい
・しっかり噛みにくい
といった問題につながることもあります。
歯並びを考えることは、単に「歯をきれいに並べる」ことではなく、将来も自分の歯でしっかり食べられるお口を育てることでもあります。

「歯並び」は結果。その背景にも目を向けましょう
歯がガタガタしている。
前歯が出ている。
かみ合わせが悪い。
これらは、お口の中に現れている「結果」です。
もちろん、遺伝や歯の大きさ、あごの大きさなども関係します。
一方で、
なぜこの歯並びになっているのか?
と、その背景にも目を向けることが大切です。
そこで確認したいのが、
舌・呼吸・唇や頬・噛み方・飲み込み方・姿勢
です。
歯だけを見るのではなく、歯が並ぶお口の環境まで見ることが大切だと考えています。
歯医者なのに、なぜ「姿勢」を見るの?
食べる、噛む、飲み込む、呼吸するといった動作は、お口だけで行っているわけではありません。
頭や首、体幹など、身体の安定も関係しています。
特に食事中、お子さんの足が床につかず、ブラブラしていませんか?
大人用の椅子では、小さなお子さんの足が床まで届かないことがあります。
足元が安定しないと、身体も安定した姿勢を取りにくくなります。
その場合は足台などを使って、
足の裏でしっかり身体を支えられる環境
を作ってあげることがおすすめです。

「姿勢を良くしなさい」と注意するだけではなく、自然と良い姿勢を取りやすい環境を整えてあげることも大切です。
矯正の前に「お口の土台」を整えることも大切
歯並びが気になると、
「矯正装置で歯を動かせば大丈夫」
と思われるかもしれません。
もちろん、矯正治療が必要なお子さんもいます。
一方で、舌の位置や飲み込み方、口呼吸などが気になる場合には、歯だけではなく、お口の機能にも目を向けることが大切です。
その方法の一つが、MFT(口腔筋機能療法)です。
MFTでは、舌・唇・頬など、お口の周りの筋肉を適切に使えるようにトレーニングしていきます。
矯正装置だけに頼るのではなく、
「歯を動かすこと」と「歯が並ぶお口の環境を整えること」
両方の視点を持つことが、成長期のお子さんでは大切です。
あかね歯科クリニックで大切にしていること
明石市大久保町のあかね歯科クリニックでは、お子さんの定期検診で「むし歯があるか、ないか」だけを見るのではなく、
・口呼吸や「お口ポカン」
・舌の位置や動かし方
・唇やお口周りの筋肉
・食べ方や飲み込み方
・歯並びやかみ合わせ
など、お口がどのように育っているかにも目を向けています。
必要なお子さんには、MFT(口腔筋機能療法)など、お口の機能を育てるためのサポートも行っています。

また、ご家庭でも取り組みやすい方法をお伝えし、定期検診とあわせて成長を見守っていきます。
最後に、ご家庭で3つだけ確認してみてください
まずは難しいことをする必要はありません。
普段のお子さんを見ながら、
① 何もしていないとき、お口は閉じていますか?
② 食事中、足の裏は床や足台についていますか?
③ 飲み込むとき、舌が前に出たり、口の周りに強く力が入っていませんか?
この3つを一度確認してみてください。
「少し気になるな」
という段階でも大丈夫です。
大切なのは、歯並びが悪くなってから初めて考えるのではなく、成長している今のお口の使い方にも目を向けてあげることです。
「なぜこの歯並びになっているのだろう?」
という視点も大切にしていただきたいと思います。
気になることがありましたら、明石市大久保町のあかね歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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あかね歯科クリニック
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