口呼吸と歯並びの関係・家庭でできる改善トレーニング

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2026年11月1日
最終更新日:2026年11月1日

こんにちは(^^♪

明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

突然ですが、皆さんのお子さんは、普段しっかり鼻で呼吸できていますか?

例えば、こんな様子はありませんか?

□テレビを見ているとき、いつもお口がポカンと開いている
□寝ているときにお口が開いている
□気がつくと口で呼吸している
□食べ物をあまり噛まずに飲み込んでいる
□歯並びが気になってきた

実は、こうした何気ない習慣が、お子さんのお口の成長や歯並びと関係していることがあります。
歯並びは遺伝だけでなく、呼吸の仕方や舌の位置、食べ方なども関係していることをご存じでしょうか?

 

今回は、あかね歯科クリニックの歯科衛生士全員が受講したセミナーで学んだ内容をもとに、子どもの口呼吸と歯並びの関係、そしてご家庭でもできる簡単なトレーニングをご紹介します。
大人でも意外と難しいものがありますので、ぜひ親子で試してみてくださいね(^^♪

① お子さんは大丈夫?「お口ぽかん」チェック!

まずは、お子さんの普段の様子を思い浮かべてみてください。

□ テレビやゲーム中にお口が開いている
□ 鼻づまりやアレルギー性鼻炎がある
□ 寝ているときにいびきをかく
□ 食べ物をあまり噛まない
□ 食事中にクチャクチャ音がする
□ 飲み込むときに唇や顎に力が入る
□ 舌がいつも下の方にある
□ 歯並びや噛み合わせが気になる

いくつ当てはまりましたか?
これらは必ずしも口呼吸が原因とは限りませんが、お口の機能がうまく働いていないサインである可能性があります。 特に、いつもお口がポカンと開いている場合は、一度、呼吸の仕方や舌の位置を確認してみましょう。

② 口呼吸が続くと、どんな影響があるの?

鼻には、吸い込んだ空気を温めたり、加湿したり、ほこりなどを取り除いたりする大切な働きがあります。
一方、口呼吸が習慣になると、次のような影響が出ることがあります。
● お口が乾燥しやすくなる
口呼吸によってお口が乾燥すると、唾液の働きが十分に発揮されにくくなり、むし歯や歯肉炎、口臭のリスクが高まることがあります。
● 舌の位置が下がりやすくなる
口で呼吸するために舌が低い位置にあると、舌やお口周りの筋肉のバランスに影響することがあります。
● 歯並びや噛み合わせに関係することがある
舌や唇の使い方は、歯並びや顎の成長にも関係しています。 また、鼻づまりや大きないびきが続く場合は、睡眠中の呼吸に問題がないか確認することも大切です。

③ 口呼吸と歯並びって関係あるの?

「口呼吸をしていると歯並びが悪くなるの?」

保護者の方からもよくいただく質問です。
実は、歯並びは歯だけで決まるものではありません。
舌が内側から、唇や頬が外側から歯を支えるように働き、そのバランスが歯並びに関係しています。

例えば、普段から舌が下がっていたり、唇をうまく閉じられなかったりすると、そのバランスが崩れることがあります。
もちろん、歯並びには遺伝や骨格なども関係するため、口呼吸だけが原因ではありません。
それでも、お子さんの歯並びを考えるうえで、呼吸や舌の使い方を確認することはとても大切です。

正しい舌の位置、知っていますか?

ここで皆さんも確認してみましょう!
今、舌はどこにありますか?
舌先が下の前歯に触れていたり、お口の底に落ちていたりしませんか?
リラックスしているときは、舌先が上の前歯の少し後ろにある「スポット」と呼ばれる場所に軽く触れ、舌が上顎に沿っている状態が一つの目安です。


このとき、唇は自然に閉じ、上下の歯は少し離れている状態が理想的です。
舌の位置を意識することが、お口の機能を見直す第一歩になります。

④ 「よく噛むこと」もお口の成長には大切!

皆さんのお子さんは、食事のときにしっかり噛めていますか?

実は、歯にはそれぞれ役割があります。

前歯: 食べ物を噛み切る
小臼歯: 食べ物を噛み砕く
大臼歯: 食べ物をすり潰す

そして、噛むときには歯だけでなく、舌や頬、唇も一緒に働いています。
舌は食べ物を歯の上に運んだり、飲み込みやすいようにまとめたりする大切な役割があります。
つまり、「噛む」「飲み込む」という毎日の動きも、お口の機能の発達にとって大切です。


食事の際には、お子さんの年齢や発達に合った食材を取り入れ、無理なくしっかり噛む習慣をつけていきましょう。

⑤ お口の機能を整える!家庭でできる簡単トレーニング

口呼吸や舌の使い方を改善するためには、次の2つが大切です。

① お口を自然に閉じられること
② 舌を正しい位置で使えること

そのための方法の一つが、MFT(口腔筋機能療法)と呼ばれる、お口周りの筋肉や舌のトレーニングです。
今回は、ご家庭でも取り組める練習を4つご紹介します!

1.スポット|舌の正しい位置を覚えよう!

舌先を、上の前歯の少し後ろにある「スポット」に軽く当てます。
慣れてきたら、舌全体を上顎に沿わせてみましょう。
舌先で前歯を強く押さないことがポイントです。

2.ポッピング|舌で「ポン!」と音を鳴らそう!

舌全体を上顎に吸いつけてから、勢いよく離して「ポン!」と音を鳴らします。
舌を上に持ち上げる練習になります。
大人でも意外と難しいので、ぜひ一緒にやってみてください(^^)

3.オープン&クローズ|舌を上げたままお口を動かそう!

舌を上顎に吸いつけたまま、ゆっくりお口を開きます。
その後、ゆっくり閉じます。
舌を上げた状態で顎を動かす練習です。
無理に大きく開けたり、舌の裏側を強く伸ばしたりしないようにしましょう。

4.ガムトレーニング|舌を上手に使おう!

噛んで柔らかくしたガムを舌で丸め、上顎にペタッと押しつける練習です。
舌を上手に動かす練習になります。
※ガムは誤飲や窒息の危険があるため、小さなお子さんには行わず、年齢や安全性を確認したうえで行ってください。

大切なのは、無理なく楽しく続けること!

お口のトレーニングは、ただ回数を増やせばよいというものではありません。
お子さんによって必要な練習は異なります。
また、鼻づまりなどで鼻呼吸が難しい場合は、無理にお口を閉じさせず、まず原因を確認することが大切です。

⑥ 子どもの口呼吸や歯並び、いつから気をつければいい?

「永久歯が生えそろってから考えればいいのでは?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お口の機能は乳幼児期から少しずつ発達していきます。
そのため、歯並びが気になり始めてからだけでなく、小さい頃から呼吸・食べ方・飲み込み方・舌の位置などに目を向けることが大切です。
もちろん、すべてのお子さんにトレーニングや治療が必要なわけではありません。
成長に合わせてお口の状態を確認し、必要なときに適切なサポートを受けることが大切です。

⑦ 明石市で子どもの口呼吸・歯並びが気になる方へ

明石市大久保町のあかね歯科クリニックでは、むし歯を治すだけでなく、お子さんのお口の健やかな成長をサポートすることを大切にしています。

当院では、お子さんの状態に合わせて、

★口呼吸や「お口ぽかん」の相談
★舌の位置や飲み込み方の確認
★舌やお口周りの筋肉のトレーニング(MFT)
★歯並びや噛み合わせの相談
★ご家庭でできる生活習慣のアドバイス

などを行っています。
今回のように、歯科衛生士も全員でセミナーを受講するなど、医院全体で知識や技術を高めることにも取り組んでいます。
大切なのは、歯並びが悪くなってから考えるのではなく、お口の成長を見守りながら、必要なことを早めに知っておくことです。
お子さんの「お口ぽかん」や舌の使い方、歯並びなど、少しでも気になることがあれば、定期検診の際にお気軽にご相談ください。

まとめ|まずはお子さんのお口を観察してみましょう!

今回お伝えしたかったのは、お子さんの歯並びやお口の健康には、毎日の呼吸や舌の使い方、食べ方なども関係しているということです。

まずは今日、お子さんがテレビを見ているときや遊んでいるとき、お口がポカンと開いていないか観察してみてください。
普段の何気ない様子の中に、お口の成長を知るヒントが隠れているかもしれません(^^♪
これからも、あかね歯科クリニックでは、お子さんの将来のお口の健康を守るため、予防を中心とした歯科医療に取り組んでまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。  

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