生まれた子どもはどうやって食べることを覚えていくの?

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史

こんにちは(^^)/

明石市大久保町の『大久保茜クリニックモール』にあります “あかね歯科クリニック”院長の中田です。

今回は『子どもの食べる機能や食事におけるコミュニケーション』についてご紹介します。

食べる・飲み込む・会話するなどといった機能は、お口やからだの成長とともに発達してきます。中でも食べる機能は、赤ちゃんのときの哺乳や離乳食から学んで身に付くものであり、自然と備わるものではありません。

【生まれてすぐ】

呼吸をしながら母乳やミルクを飲む。

【生後3か月頃以降】

大人と同じように呼吸を止めて母乳やミルクを飲むことができるようになる。

また成長段階に応じた離乳食を口にさせることで、子どもは自分で食べる練習を行い、徐々に食べる機能や飲み込む機能を覚えていきます。しかし乳幼児期の発達や歯の生え方には個人差があるため、月齢にとらわれすぎずそれぞれの子どもに応じたサポートをしてあげることが大切です。

<噛む機能の発達の目安>

【離乳食の開始・・・】

哺乳反射(赤ちゃんが生まれつき備えている母乳やミルクを飲むための反射)が少なくなってきたら、離乳食開始の合図

→口に入った食べ物を飲み込むために喉の方まで送り、唇を閉じて飲み込むことを覚える

【生後7~8か月頃】

唇など口の前の方を使って食べ物を取り込み、それを舌と上あごでつぶす動きを覚える

【生後9~11か月頃】

上あごと下あごが合わさるようになる

→舌と上あごですりつぶせないものを舌を動かして移動させ、歯茎でつぶすことを覚える

→前歯でかじり取り、一口量で学習していく

【1歳~1歳半頃】

奥歯が生え始める

→奥歯ですりつぶすことを覚える

→手づかみで口へ詰め込みすぎたり食べこぼしたりしながら、一口量を覚える

→手づかみ食べが上手になると、スプーンやフォークなどの道具を使った食べ方を覚える

<食事中のコミュニケーションは重要>

食べる機能の発達には子どもの噛む機能に応じた離乳食を与えるだけでなく、コミュニケーションを図ることも大切です。
噛まなくても食べられる柔らかい食事や子どもだけで食事をする「孤食」などの環境は、お口の機能の発達に影響を及ぼすことがあります。
保護者が積極的に関わることでコミュニケーション能力や言葉の発達、子どもの食べる意欲を育むことができます。

食事中のコミュニケーションにより、次のようなことが期待できます。

  • 言葉の発達・獲得
  • 信頼関係(社会性)の構築
  • 「共に食べること」の楽しさを実感

食事を共にすることで会話や笑いが起こり、その思い出は愛情と結び付きます。
この経験は生涯に渡って心の支えとなるため、食事の場面におけるコミュニケーションは大切です。
赤ちゃんの時から、食事や会話などのお口の機能とコミュニケーション能力を獲得できるように、「食事をともにする時間」は大切にしていきましょう!

最後までご覧頂きありがとうございました。

何か分からないことや不安に思うことがありましたら明石市大久保町の『大久保茜クリニックモール』にあります”あかね歯科クリニック”にお気軽にご相談下さい♪

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
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明石市大久保町の歯科医院(歯医者)のあかね歯科クリニックではむし歯治療、歯周病治療、予防歯科、小児歯科、マタニティ歯科、赤ちゃん歯科、審美歯科、ホワイトニング、入れ歯、抜歯、インプラント、小児矯正、成人矯正など様々な歯科治療を受けることが可能です。

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