知覚過敏の原因となる「くさび状欠損」ってなに?

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史

こんにちは(^^♪

兵庫県明石市大久保町の”大久保茜クリニックモール”にあります『あかね歯科クリニック』院長の中田です。

あかね歯科クリニックには、お口に様々なお悩みを抱えた患者さんがいらっしゃいます。

その多くはむし歯や歯周病ですが、『くさび状欠損』と呼ばれる病気をお持ちの方も珍しくありません。

みなさんは以下のような時に歯に痛みを感じたことはありませんか?

・冷たいもの、熱いものが歯に触れた時

・空気や息が歯にあたった時

・歯科治療中にエアーが歯にあたった時

・歯みがき中に歯ブラシが当たった時

このような時に知覚過敏のような痛みを歯に感じる方は『くさび状欠損』の可能性があります。

「歯が痛い、しみる」=「むし歯」といったイメージが強いですが実はそれだけではありません。

今回は「歯の痛み」の原因となる『くさび状欠損』についてご紹介します。

1.くさび状欠損とは?

くさび状欠損とは、下記の写真のように歯と歯ぐきの境目で歯の一部が欠損してしまう状態です。

絵本など斧で木を切るときにできる三角形の欠け方(くさび状)に似ていることから、このような名前が付けられています。

2.くさび状欠損の原因

①過度なブラッシング圧

くさび状欠損の主な原因は、過度なブラッシング圧です。

むし歯や歯周病から歯を守るため、毎食後に歯磨きをすることはとても大切です。

ただ歯磨きの際のブラッシング圧が強すぎるとご自身の歯が摩耗してしまいます。

特に研磨剤入りの歯磨き粉で、一生懸命強く歯磨きをしすぎると起こります。

それが毎日続くことで、歯と歯ぐきの境目に『くさび状欠損』が生じてしまいます。

②歯と歯ぐきの境目はエナメル質が薄い

歯は外側の上の部分をエナメル質、外側の下の部分をセメント質、内側には象牙質、さらに内部に歯髄という神経があります。

身体の中で一番硬いエナメル質があることで普段歯は刺激から守られています。ただエナメル質が無くなりその内側にある象牙質がむき出しになると歯は痛みを感じ始めます。

実際、エナメル質はとても硬い組織なのですが、過剰なブラッシング圧がかかり続けると、少しずつ摩耗していきます。
しかも、下の写真のように歯と歯ぐきの境目(歯冠部と歯根部の境目)は、エナメル質が最も薄くなっている部位でもあるため、その下に存在している象牙質がむき出しになるまでにそれほど長い時間はかかりません。

③かみ合わせの異常

歯ぎしり食いしばり、不適切な高さの詰め物や被せ物がある場合、歯に過度な負担がかかり欠損する可能性があります。
強く歯をかみ合わせたときに歯は若干たわみます。噛む力が集中するところで歯が壊れてしまいます。

これにより同様に外側のエナメル質が無くなり、象牙質がむき出すことで歯が痛みを感じ始めます。

3.くさび状欠損の症状

くさび状欠損が悪化すると、知覚過敏の症状がみられるようになります。

・冷たいもの、熱いものが触れた時にしみる

・空気や息があたった時にしみる

・歯科治療中にエアーがあたった時にしみる

・歯みがき中に歯ブラシが当たった時にしみる

このような自覚症状が毎回あるときには、だいぶ進行している可能性があります。

あまりに痛みが酷いと神経をとらざるを得なかったり、進行しすぎると歯が折れてしまうこともあります。

万が一、上記のような痛みの症状がある場合には、歯科を受診するようにしてください。

見た目になんともないからと思わずに、なるべく早めにご相談いただけたらと思います。

4.くさび状欠損の治療方法

くさび状欠損は自然治癒しません。

原因となる習慣や食いしばり・かみ合わせを改善し予防しないと少しずつ進行していきます。

治療においては、進行度や個々の患者さんの状態によっても異なりますが、軽度の知覚過敏のみの場合には、経過を見守ることもあります。

また過度なブラッシング圧が疑われる場合、正しい歯磨き指導を歯科衛生士より行います。

知覚過敏の症状がひどい場合には、痛みの症状を抑えるための専用のコーティング剤を塗布したり、コンポジットレジンというものを詰めたり、噛み合わせの調整といった治療を行います。

これでも痛みが酷くなったり、生活に支障をきたす痛みが続く場合はやむを得ず神経をとることもありますが、あかね歯科クリニックではできる限り歯の神経を保存する治療法を選んでいきます。

また、原因が歯ぎしりや食いしばりにある場合は、マウスピース治療も検討します。

5.まとめ

今回は『くさび状欠損』についてご紹介しました。

どんな病気に限らず、早期発見・早期治療が大切です。

人生100年時代を迎える今、「痛くなったら歯科医院に行く」のではなく、「痛くなる前に歯科医院に行き、予防する」という考えにチェンジしていくことが必要です。

明石市大久保町の『大久保茜クリニックモール』にあります“あかね歯科クリニック”では、皆さんが生涯を通して自分の歯で美味しく食事ができるようサポートして参ります。

何か分からないことや不安に思うことがありましたらお気軽にご相談下さい♪

最後までご覧頂きありがとうございました。

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史

明石市大久保町の歯科医院(歯医者)のあかね歯科クリニックではむし歯治療、歯周病治療、予防歯科、小児歯科、マタニティ歯科、赤ちゃん歯科、審美歯科、ホワイトニング、抜歯、インプラント、小児矯正、成人矯正など様々な歯科治療を受けることが可能です。

治療内容の説明をしっかり行い、納得して頂いた上で痛みの少ない治療(無痛治療)を心掛けて進めて参ります。

Web予約(初診の方のみ)はこちら

#明石市 #明石市 歯 #明石市 歯医者 #明石市 歯科 #明石市 小児歯科 #明石市 むし歯  
#明石市 マタニティ歯科 #明石市大久保町 歯科 #明石市大久保町 歯医者 #あかね歯科クリニック #明石市 歯医者 痛くない #明石市 歯医者 子ども #大久保 歯医者 #大久保 歯科 #明石 大久保 歯医者 #明石 大久保 歯科 #明石 歯がしみる #明石 知覚過敏 #くさび状欠損

電話予約ブログ

PAGE TOP