誤嚥性肺炎とは?原因と予防のポイントを歯科医が解説

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2022年4月1日
最終更新日:2026年2月22日

こんにちは(^^♪

明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

今回は高齢者にとって生命をおびやかす病気である

『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』

について歯科医師の立場から解説します。

近年、誤嚥性肺炎は増加しており、歯科との関係も非常に深い病気です。

ご家族に高齢の方がおられる場合は、ぜひ最後までご覧ください。


肺炎は日本人の死亡原因の上位

厚生労働省の統計によると肺炎は日本人の死亡原因の上位となっています。

特に高齢者では

肺炎の70%以上が誤嚥性肺炎

といわれています。

つまり誤嚥性肺炎は
高齢者にとって非常に重要な健康問題なのです。


誤嚥性肺炎とは?

食べ物や飲み物、唾液などを飲み込むことを「嚥下(えんげ)」といいます。

健康な状態では飲み込んだものは食道を通って胃に入ります。

しかし嚥下機能が低下すると

本来入るはずのない気管や肺に入ってしまうことがあります。
これを誤嚥(ごえん)といいます。

誤嚥によって

お口の中の細菌が肺に入り込むことで起こる肺炎

誤嚥性肺炎です。


誤嚥性肺炎の原因

主な原因は次の4つです。

① お口の中が不衛生

歯周病やむし歯、歯垢が多い状態では細菌が増えます。

誤嚥した際に肺炎リスクが高まります。

▶ 歯周病についてはこちら
▶ むし歯についてはこちら


② 飲み込む機能の低下

加齢
脳梗塞後遺症
神経疾患

などにより嚥下機能が低下します。


③ 寝たきり・食後すぐ横になる

逆流や誤嚥が起こりやすくなります。


④ 合わない入れ歯・不衛生な義歯

入れ歯に細菌が付着しやすく肺炎リスクが上がります。

入れ歯についてはこちら


誤嚥性肺炎のリスクが高い方

次のような症状がある方は注意が必要です。

✔ むせることが多い
✔ 飲み込みにくい
✔ 食べ物が喉に詰まりやすい
✔ 声がかすれる
✔ 発熱を繰り返す
✔ 歯周病・むし歯がある
✔ 寝たきり
✔ 認知症・脳卒中後遺症がある

ご家族に当てはまる方がおられましたら
歯科受診をすすめてあげてください。

その一言で救える命があります。


誤嚥性肺炎の予防で最も重要なこと

結論から言うと

口腔ケアが最も重要です。

お口の中を清潔に保つことで

たとえ誤嚥が起きても
肺に入る細菌量が減り

肺炎の発症リスクを大きく下げることができます。


歯科医院での口腔ケアの重要性

普段診療をしていても

「入院中に歯科の口腔ケアを受けてから体調が安定した」

といったお話を聞くことがあります。

専門的な口腔ケアには

✔ 歯石除去
✔ 舌清掃
✔ 入れ歯清掃
✔ 清掃指導

などがあります。

これはご自宅のケアだけでは難しい部分です。

定期検診・クリーニングについてはこちら


自宅でできる予防方法

ご家庭でもできる予防として

✔ 毎日の歯磨き
✔ 入れ歯の清掃
✔ 食後すぐ横にならない
✔ よく噛む習慣
✔ 口の体操(嚥下トレーニング)

が重要です。


まとめ

誤嚥性肺炎は高齢者の命に関わる重大な病気ですが

適切な口腔ケアによって
予防できる可能性が高い病気でもあります。

歯を守ることは

命を守ることにつながります。

明石市大久保町の歯医者・あかね歯科クリニックでは
誤嚥性肺炎予防のための口腔管理もサポートしています。

ご家族の健康のためにも
ぜひお気軽にご相談ください。
Web予約(初診の方のみ)はこちら

最後までご覧いただきありがとうございました

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あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史

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