〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2022年3月1日
最終更新日:2026年2月23日
こんにちは(^^♪
明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

普段診療をしている中で子育て中のお母さんから
「手づかみ食べはさせた方がいいですか?」
「ぐちゃぐちゃにするので困っています」
といったご相談をいただくことがあります。
結論からお伝えすると
手づかみ食べは赤ちゃんの発達にとても重要です。
今回は歯科医師の視点から
口の発達との関係について分かりやすく解説します。
手づかみ食べはいつ頃から始まる?

個人差はありますが
生後9か月頃〜1歳頃
に始まることが多いです。
離乳食が進むにつれて
✔ 食べ物を触る
✔ 手で持つ
✔ 口へ運ぶ
といった動きが見られるようになります。
最初は食べ物を潰したり投げたりしますが、
これは遊びではなく
感覚発達の学習過程です。
手づかみ食べはなぜ重要?(口の発達との関係)
手づかみ食べには重要な発達要素が含まれています。
① 手と口の協調運動の発達
食べ物を
見る → つかむ → 口へ運ぶ
という動作は
脳・手・口の連携を育てます。
これは将来の
✔ スプーン操作
✔ 食事動作
✔ 書く動作
にもつながります。
② 一口量の学習(噛む力の発達)
赤ちゃんは最初
口いっぱいに入れてしまいます。
しかし繰り返すことで
「このくらいなら食べられる」
という一口量の感覚を覚えます。
これは
✔ 噛む力
✔ 飲み込む力
✔ 窒息予防
にも重要です。
③ 口腔機能発達(歯並びにも関係)
手づかみ食べは
✔ 噛み取る動作
✔ 唇の力
✔ 舌の動き
を育てます。
これらは
歯並び・口呼吸・発音
にも関係する重要な発達です。
手づかみ食べの発達ステップ
手づかみ食べは次の流れで発達します。
① 食べ物の位置を見て確認
② 手でつかむ
③ 口へ運ぶ
④ 噛み取る
最初は①〜③だけですが、
徐々に④の「噛み取る」ができるようになります。
おすすめの食べ物

練習には
✔ 食パン
✔ バナナ
✔ ゆで野菜(にんじん・じゃがいも)
✔ 赤ちゃんせんべい
などをスティック状にすると良いです。
ポイントは
✔ 握りやすい
✔ 柔らかい
✔ 一口サイズ
です。
安全に進めるポイント
保護者の方が心配されるのは誤嚥・窒息です。
注意点は次の通りです。
✔ 一口サイズにする
✔ 目を離さない
✔ まとめて入れないよう量を調整
✔ 座った姿勢で食べる
お皿は少量ずつ出すのがおすすめです。
ぐちゃぐちゃにするのは成長の証
多くの保護者の方が
「汚れるからやめさせたい」
と思われます。
しかし実はこの行動は
✔ 感覚学習
✔ 探索行動
✔ 脳発達
にとても重要です。
いずれ自然に落ち着くので
成長段階として見守ってあげましょう。
新聞紙やレジャーシートを敷くと片付けが楽になります。
保護者の関わり方のコツ

おすすめは
向かい合って一緒に食べること
です。
赤ちゃんは大人の真似をします。
✔ 同じ動きを見せる
✔ 一緒に食べる
✔ 楽しい雰囲気を作る
ことで食事への興味が高まります。
全部を手づかみにする必要はありません

誤解されがちですが
全部を手づかみにする必要はありません。
お子さんの様子を見ながら
✔ 手づかみ
✔ スプーン介助
を併用しましょう。
歯科医院での発達チェックの重要性

離乳期は
✔ 噛む力
✔ 舌の動き
✔ 飲み込み
✔ 歯並び
の発達が始まる重要な時期です。
定期的に歯科で確認することで
将来のトラブル予防につながります。
まとめ
赤ちゃんの手づかみ食べは
単なる食事ではなく
脳・口・体の発達を育てる大切な経験
です。
汚れることもありますが
成長の一歩として見守ってあげてください。

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