奥歯を失うと認知症リスクが上がる?原因と対策

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2024年7月1日
最終更新日:2026年2月17日

こんにちは(^^♪

明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

奥歯と認知症に関係があるって本当?

近年、「奥歯を失うとアルツハイマー型認知症のリスクが高まる可能性がある」という研究結果が発表されました。

九州大学大学院歯学研究院の鮎川保則教授(歯科補綴学)らの研究グループが、
65歳以上 約2万2000人のレセプトデータ(2017年4月〜2020年3月)を分析した結果、
・奥歯のかみ合わせが一部失われた人 → 1.34倍
・前歯も含めかみ合わせがない人 → 1.54倍

アルツハイマー型認知症のリスクが高いという結果が示されました。

奥歯失うと認知症になるリスク増加か 九州大の研究グループ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

※因果関係が完全に証明されたわけではありません。

しかし、「かみ合わせ」と「脳機能」の関連は近年注目されています。

2040年には認知症高齢者が約584万人に

厚生労働省の推計によると、
2040年には認知症高齢者数が約584万人に達すると見込まれています。

認知症の中でも最も多いのが
アルツハイマー型認知症(全体の約6〜7割)です。

その予防因子として「咀嚼(そしゃく)機能」が注目されています。

奥歯を失うと認知症リスクが上がる理由

研究で示唆されている理由は主に3つです。

① 咀嚼(そしゃく)刺激の減少

奥歯でしっかり噛むことで、

✔ 脳への血流が増える
✔ 記憶を司る海馬が刺激される

と言われています。

噛む回数が減ると、脳への刺激も減少する可能性があります。

② 栄養状態の悪化

奥歯がないと、

・硬いものを避ける
・食事内容が偏る

といったことが起こりやすくなります。

その結果、
タンパク質・ビタミン不足 → 全身機能低下 → 認知機能低下

という悪循環につながる可能性があります。

当院でも奥歯を失ったことで咀嚼機能が低下し、食事内容が偏っている高齢患者さんを多く拝見します。

③ 社会活動の低下

歯を失うと、

・人前で話しにくい
・外食を避ける

など、社会参加が減ることがあります。

社会的孤立は、認知症リスクと関連すると言われています。

奥歯を守ることが“脳を守る”ことにつながる

大切なのは、

「奥歯を失わないこと」
そして
「失った場合でもかみ合わせを回復すること」です。

奥歯を守るためにできる予防対策

① 定期検診で歯周病を予防する

奥歯を失う最大の原因は歯周病です。

歯周病は自覚症状が少なく、
気づいたときには歯を支える骨が大きく失われていることもあります。

② フッ素やプロケアでむし歯を防ぐ

奥歯は溝が深く、むし歯になりやすい部位です。

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③ 失った歯は放置しない

もし奥歯を失ってしまった場合は、

✔ 入れ歯
✔ ブリッジ
✔ インプラント

などでかみ合わせを回復することが重要です。

放置すると、さらに他の歯へ負担がかかり、連鎖的に歯を失うリスクが高まります。

歯を守ることは将来の自分を守ること

奥歯の喪失と認知症の関連については、まだ研究段階の部分もあります。

しかし、

✔ しっかり噛める
✔ 栄養が摂れる
✔ 社会活動が維持できる

これらが健康長寿に重要なのは間違いありません。

人生100年時代。

「痛くなったら治す」ではなく、
「失わないように守る」という考え方が大切です。

明石市大久保町の歯医者・あかね歯科クリニックでは、
将来を見据えた予防歯科に力を入れています。

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最後までご覧頂きありがとうございました。

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あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史

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