【歯科医師が解説】6歳臼歯とは?むし歯になりやすい理由と正しいケア方法

〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜2丁目4−19
あかね歯科クリニック
歯科医師・院長 中田和甫史
公開日:2021年5月4日
最終更新日:2026年3月4日

こんにちは(^^)/

明石市大久保町の歯医者、あかね歯科クリニック院長の中田です。

今回は

6歳臼歯(ろくさいきゅうし)

についてお話します。

6歳臼歯は

一生使う永久歯の中でも特に重要な歯

と言われています。

しかし実は

子どものむし歯になりやすい歯の代表

でもあります。

この記事では

・6歳臼歯とはどんな歯なのか
・むし歯になりやすい理由
・むし歯から守る方法

を歯科医師の立場からわかりやすく解説します。


6歳臼歯とは?

6歳臼歯は

6歳頃に生えてくる永久歯の奥歯

です。

正式名称は

第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)

と呼ばれます。

乳歯は

・1歳頃:前歯が生え始める
・3歳頃:乳歯20本が生えそろう

と言われています。

そして6歳頃になると

第二乳臼歯の奥から永久歯が生えてきます。

この歯が

6歳臼歯です。


6歳臼歯が重要な理由

6歳臼歯は

永久歯の中でも

特に重要な歯

と言われています。

その理由は次の3つです。


①噛む力の中心になる歯

6歳臼歯は

永久歯の中で

最も大きい歯

です。

噛む力も強く

食べ物をしっかり噛む役割

を担っています。


②歯並びの基準になる歯

6歳臼歯は

その後生えてくる

・前歯
・小臼歯
・奥歯

などの

歯並びの基準になる歯

です。

そのため

6歳臼歯がむし歯になると

噛み合わせや歯並びに影響することがあります。


一生使う歯になる

6歳臼歯は

80歳まで使う歯

とも言われています。

日本では

8020運動

(80歳で20本の歯を残す)

という取り組みがありますが

その達成にも

6歳臼歯の健康がとても重要

です。

関連記事:
歯並び・噛み合わせが歯の寿命に与える影響とは?8020との関係
奥歯を失うと認知症リスクが上がる?原因と対策


6歳臼歯がむし歯になりやすい理由

6歳臼歯は

とても重要な歯ですが

実は

むし歯になりやすい歯

でもあります。


①生えきるまで時間がかかる

6歳臼歯は

歯が見え始めてから

完全に生えきるまで

1年以上かかることがあります。

その間は

歯ブラシが届きにくく

汚れが残りやすい状態

になります。


②溝が深く汚れが溜まりやすい

6歳臼歯は

噛む面の溝が

深く複雑

です。

そのため

食べかすや歯垢が溜まりやすく

むし歯のリスクが高くなります。


③生えたばかりの歯は弱い

永久歯は

生えたばかりの頃は

まだ完全に硬くありません。

そのため

むし歯菌の影響を受けやすい状態です。


6歳臼歯をむし歯から守る方法

①歯磨きの方法を工夫する

6歳臼歯は

第二乳臼歯の奥に隠れているため

歯ブラシが届きにくいです。

おすすめなのが

エッヘンみがき

です。

歯ブラシを

口の横から入れて

奥歯の溝に毛先を当てて磨く

方法です。


②フッ素を活用する

フッ素には

・歯を強くする
・むし歯菌の働きを弱める

効果があります。

そのため

・フッ素入り歯磨き粉
・歯科医院でのフッ素塗布
・フッ化物洗口

などを活用することが大切です。

関連記事
フッ素は安全?効果と正しい使い方を解説


③シーラントによるむし歯予防

6歳臼歯は溝が深いため

シーラント

という

溝を樹脂で埋める処置で

むし歯を予防することがあります。

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関連記事:
シーラントとは?子どものむし歯予防に効果的な理由


6歳臼歯のむし歯を防ぐために特に大切な仕上げ磨き

6歳臼歯が生える時期は、名前の通り6歳前後です。

この年齢はまだ奥歯まできちんと歯ブラシを当てて磨くことが難しく、
子ども自身の歯磨きだけでは汚れが残りやすい時期でもあります。

実際に日々診療していると、

この時期に仕上げ磨きをしてもらっているお子さんと、していないお子さんではむし歯の発生率に大きな差がある

と感じています。

そのため、この時期に

保護者の仕上げ磨きをするかどうか

が、お子さんの将来のお口の健康に大きく影響することもあります。

関連記事:
子どもの歯みがきはいつから?始め方・嫌がらないコツ・年齢別ポイント
仕上げ磨きはいつまで必要?子どものむし歯予防のポイント


大人になってから6歳臼歯の重要性に気づく方も多い

私たち歯科医師が日々の診療で感じることの一つに、

まず最初に6歳臼歯を失ってしまう大人の方が非常に多い
ということがあります。

実際、インプラント治療を希望される患者さんの中でも、

6歳臼歯を失ったことがきっかけで治療を希望される方
は少なくありません。

繰り返しになりますが6歳臼歯は

★噛む力の中心になる歯

★噛み合わせを支える歯

であるため、この歯を失うと

食事のしにくさを強く感じます

そのため診療の中でも

「もっと大切にしておけばよかった」
「こんなに重要な歯だとは思わなかった」

と、失って初めて6歳臼歯の大切さに気づかれる方も少なくありません。

また、

「子どもの頃からきちんと歯磨きや定期検診を受けておけばよかった」

と後悔を口にされる患者さんも多くおられます。

6歳臼歯を失った場合、入れ歯では噛みにくさを感じる方も多く、
その結果として費用をかけてでもインプラント治療を選択される方もおられます。

このようなケースを日々の診療で目にするたびに、
6歳臼歯を子どもの頃からしっかり守ることの大切さを強く感じます。

関連記事:
インプラントで失敗しないための5つのポイント|歯科医師が解説


まとめ

6歳臼歯は

☑噛む力の中心になる歯

☑歯並びの基準になる歯

☑一生使う重要な歯

です。

しかし

・溝が深い
・磨きにくい
・生え始めが弱い

という理由で

むし歯になりやすい歯

でもあります。

そのため

・正しい歯磨き
・フッ素
・シーラント
・定期健診

などで

生え始めからしっかり守ることが大切です。


明石市大久保町の歯医者、
あかね歯科クリニックでは

・フッ素塗布
・シーラント
・歯磨き指導

などのむし歯予防も行っています。

お子さんの歯を守るためにも
お気軽にご相談ください。
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最後までご覧頂きありがとうございました。

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